この記事では、「日本のハロウィン」を英語で説明する方法を紹介します。
ハロウィンはもともと海外から伝わった文化ですが、日本のハロウィンは海外のものとは中身が全く違います。
海外のハロウィンは子どもたちが主役であり、仮装して近所をまわりお菓子をもらうといった風習があります。
一方、日本のハロウィンではそのような風習はなく、「若者が仮装して街に繰り出すイベント」となっています。
例年、渋谷で話題になっている光景です。
したがって、日本のハロウィンを外国人に説明する場合は、海外との違いをきちんと伝える必要があります。
そこで今回は、ハロウィンに使われる英語表現や、日本のハロウィンを英語で説明する際に使えるフレーズを紹介します。
”Halloween”の正しい発音や、「Trick or Treat!(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!)」の返し方についても解説しますので、ぜひチェックしてください。
日本と海外のハロウィン
![日本と海外のハロウィン](https://hmsrmaster.com/wp-content/uploads/2019/09/boy-carving-childhood-1385750.jpg)
さきほども言ったように、ハロウィンは海外から伝わった文化ですが、日本のハロウィンは本場アメリカのものとはかなり雰囲気が異なります。
日本では、若者を中心に仮装(コスプレ)を楽しむイベントとなっていますが、アメリカでは仮装をした子どもたちがお菓子をもらいに近所を回ります。
海外のハロウィンは、若者というよりも子どもたちが家族や友人と楽しむ行事なのです。
ハロウィンはもともとキリスト教徒の間で広まった文化で、仮装して驚かせることで悪霊を追い払うといった意味がありました。
お菓子も同様に悪霊を追い払うと考えられており、アメリカでは魔女やモンスターに仮装した子どもたちが「Trick or treat!(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!)」と言いながら近所のお家をまわります。
一方、日本のハロウィンは宗教的な意味合いが薄れており、近所を回ってお菓子をもらうといった風習は定着していません。
もともとは海外から日本に伝わったハロウィンですが、現在では日本国内で独自に発展した文化となっているのです。
仮装もどちらかと言うとコスプレに近く、若者が自分の好きなコスプレをして街に繰り出すのがメインイベントとなっています。
したがって、日本のハロウィンを外国人に説明する場合は、海外のハロウィンとは全く別のものということを説明した方が相手も理解しやすいでしょう。
英語の”Halloween”の正しい発音は?
![英語の”Halloween”の正しい発音は?](https://hmsrmaster.com/wp-content/uploads/2019/09/art-2317256_640.jpg)
日本語では”Halloween”を「ハロウィン」と読みますが、英語の正しい発音は「ハロウィーン(Hal·low·een)」です。
発音記号は[h`æləwíːn]で、”ウィ”の部分に第一アクセントがきます。
ちなみに、人によっては「ハロー」と聞こえてしまうかもしれませんが、英語の「Hello(こんにちは)」とは全く関係ありませんので注意してください。
また、ハロウィンと言えば「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!)」というフレーズが有名ですよね。
英語ではそれぞれの単語をつなげて発音するので、カタカナで書くと「チュリコァチュリー」のように発音します。
”Trick or Treat!”に対する返し方は次のようなフレーズがあります。
- Happy Halloween!(ハッピーハロウィン!)
- Treat!(お菓子をあげるよ!)
- Here you are!(はい、どうぞ!)
- Have fun!(楽しんでね!)
- Enjoy your spooky night!(不気味な夜を楽しんでね!)
- You look so cute!(かわいいね!)
- I love your costume!(そのコスチュームいいね!)
特に決まりはありませんので、「Happy Halloween!(ハッピーハロウィン)」と言ってお菓子をあげてもいいですし、衣装を褒めてあげてもOK。
状況に合わせて使い分けてください。
ハロウィンに使われる英語表現
![ハロウィンに使われる英語表現](https://hmsrmaster.com/wp-content/uploads/2019/09/bucket-celebration-children-1374546_jpg.png)
では、ここからはハロウィンで使われる英語表現を紹介していきます。
アメリカのハロウィンでよく出てくる英語は次のとおりです。
- Happy Halloween:ハッピーハロウィン
- Trick or Treat!:お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!
- Jack-o’-Lantern:ジャック・オー・ランタン(かぼちゃをくり抜いた)
- pumpkin:かぼちゃ
- costume:仮装
- haunted house:おばけ屋敷
- gohst:おばけ
- zombi:ゾンビ
- witch:魔女
Happy Halloweenというのは、ハロウィンの時に使うあいさつで特に意味はありません。
日本語でもそのまま「ハッピーハロウィン」と言いますよね。
「メリークリスマス」的な意味合いでハロウィンの時に使われます。
また、ジャック・オー・ランタンはかぼちゃをくり抜いて作るかざりものです。
Lanternは「ランタン・提灯」という意味になります。
日本のハロウィンを英語で説明してみよう
![日本のハロウィンを英語で説明してみよう](https://hmsrmaster.com/wp-content/uploads/2019/09/shibuya-3403526_640.jpg)
さいごに、日本のハロウィンを外国人に説明するとき使える英語表現を紹介します。
紹介しているフレーズをアレンジして、ぜひ自分の言葉で練習してみてください。
日本のハロウィンは海外から伝わった後、国内で独自に発展した文化です。
ハロウィンシーズンになると、若者が仮装をして街に繰り出します。
渋谷のスクランブル交差点には、毎年多くの人が集まって騒いでいます。
また、最近ではハロウィン翌日に残る大量のゴミも問題になっています。
これを英語で説明してみます。
“Japanese Halloween has developed from the original style after coming from abroad.”
(日本のハロウィンは海外から伝わった後、独自に発展してきました。)
「独自に発展した」はdevelop from the original style と言います。
また、「〜から伝わる」と表すには、come from ~やbrought from ~ 、あるいは単純に from ~を使います。
“You can see many young people wearing various kinds of costumes during Halloween.”
(ハロウィンの期間には様々な仮装をした若者たちを見かけます。)
various kinds of ~ は「様々な〜」を表すフレーズで、many kinds of ~や variety of ~なども同様の意味になります。
また、「仮装する」は wear [dress up] in costumeを使います。
“Shibuya gets crowded with many young people every year.”
(渋谷は毎年多くの若者達で混雑します。)
「〜で混雑する」は英語で get [be] crowded with ~と言います。
“The enormous quantities of trash after Halloween has been a big problem recently.”
(最近ではハロウィン後に出る大量のゴミが大きな問題となっています。)
「問題になる」はbe [become] a problem と言います。
また、「ゴミ」を表す英単語は trash の他にも garbage や rubbish があります。
trash や garbage は主にアメリカで、rubbish は主にイギリスで使われる英語になります。
まとめ:ハロウィンを英語で楽しもう!
![日本のハロウィンを英語で説明してみよう!【”Halloween”の正しい発音も紹介】](https://hmsrmaster.com/wp-content/uploads/2019/09/boy-cheerful-childhood-1385751.jpg)
いかがでしたか?
今回はハロウィンに使える英語表現を紹介しました。
何度も言いましたが、日本のハロウィンと海外のハロウィンとは全く違います。
そのため、海外の人に日本のハロウィンを紹介する場合は、海外とは違う点を上手く伝えなければいけません。
今回紹介した単語やフレーズを使って、ぜひ日本のハロウィンを英語で説明してみてください!
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