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【聞き手を惹きつける】スティーブ・ジョブズの名プレゼンを見て英語を勉強しよう!

【聞き手を惹きつける】スティーブ・ジョブズの名プレゼンを見て英語を勉強しよう!英語学習
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スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションを見たことがあるでしょうか?

スティーブ・ジョブズと言えば、2005年にアメリカ・スタンフォード大学の卒業式で行った「伝説のスピーチ」が有名ですが、実はもう一つ有名なものがあります。

それが2007年、アメリカで初代iPhoneを発表する際に行った「驚異のプレゼンテーション」です。

スティーブ・ジョブズ率いるAppleは、Mac、iPod、iPhone、iPadなどの画期的な製品を生み出してきましたが、実はそれらの製品を開発するたびに行われるジョブズのプレゼンテーションも驚異的ということで話題になっています。

スティーブ・ジョブズ「驚異のプレゼンテーション」

スティーブ・ジョブズが行ったプレゼンテーションの中でも特に有名なのが、2007年、初代iPhoneを発表する際に行った「驚異のプレゼンテーション」です。

このプレゼンテーションを聴いてみると、冒頭のわずか3分程度で、ジョブズは聞き手の心を完全に掴んでいることがわかります。

そこで今回は、この「驚異のプレゼンテーション」の冒頭およそ3分間で出てくる印象敵なフレーズを解説します。

プレゼンテーション原文

今回解説するプレゼンテーション冒頭の3分間の原文は以下のとおりです。

解説する単語・フレーズは太字にしています。

This is the day I’ve been looking forward tofor two and a half years.

Every once in a while, a revolutionary productcomes along that changes everything and Apple has been – well,first of all, one’s veryfortunate if you get towork on just one of these in your career.Apple has been very fortunate. It’s been able to introduce a few of these into the world.

1984 – weintroduced the Macintosh. It didn’t just change Apple. It changed thewhole computer industry.

In 2001, weintroduced the first iPod. And it didn’t just change the way we all listen to music, it changed theentire music industry.

Well, today we’reintroducing three revolutionary products of this class.The first one is a widescreen iPod with touch controls. The second is arevolutionary mobile phone. And the third is abreakthrough Internet communications device.

So, three things: a widescreen iPod with touch controls; a revolutionary mobile phone; and a breakthrough Internet communications device.An iPod, a phone, and an Internet communicator. An iPod, a phone…are you getting it?These are not threeseparate devices, this is one device, and we arecalling it iPhone. Today, Apple is going toreinvent the phone, and here it is.

No, actually here it is, but we’re going to leave it there for now.

So, before we get into it, let me talk about …(以下省略)

解説

【聞き手を惹きつける】スティーブ・ジョブズの名プレゼンを見て英語を勉強しよう!

以下、ポイントとなる単語やフレーズを解説していきます。

I’ve been looking forward to ~:〜を待ち続けていた

最初の一文で、ジョブズは「この日(プレゼン当日)を2年半待ち続けていた」と言っています。

look forward to ~ は「〜を楽しみに待つ」という意味であり、ここでは I have been looking forward to と現在完了進行形を使うことで「(この日を)ずっと楽しみに待ち続けていた」という意味を表しています。

ジョブズがiPhoneの発表を心待ちにしていたことが伝わりますね。

ちなみに、現在完了進行形で使われるのは、readやstudy、waitなどの動作を表す動詞のみです。

every once in a while:たまに

次の文の出だし、(every) once in a whileは「たまに・時々・時折」という意味のフレーズで、everyは強調のために使われます。

したがって、この文は「全てを変えてしまう革新的な製品が何年かに一度現れる」という意味になります。

また、in a while だけだと「すぐに・しばらくの間」という意味になります。

(例)I’ll get it in a while.(すぐにそれを取りに行きます。)

come along:やって来る

come along は「やって来る・現れる」という意味で使われています。

along は「〜に従って・沿って」という意味なので、ここでは「(時代とともに)現れる」とイメージするといいかもしれません。

また、come along には「上手くいく・進む」という意味もあり、「How’s ~ coming along?

(〜は上手くいっていますか?)」の形でよく使われます。

first of all:まず第一に

first of all は「まず第一に」という意味で、プレゼンテーションの導入部分でよく用いられる表現です。

(例)First of all, I would like to talk about the background of this research.(まずはじめに、研究背景について説明します。)

fortunate:幸運な

fortunate は「運がいい・幸運な」という意味の形容詞です。

したがって、この文は「もし(if文以下)ならば、とても幸運なことです」となります。

また、副詞のfortunately(幸いにも・おかげさまで)や、unfortunately(不運にも・残念ながら)もよく使われます。

(例)Unfortunately, I will be unable to attend the meeting.(残念ながら、会議に出席することができません。)

work on:〜に取り組む

work on は「(制作・開発・実現・改善・調整・修理など)に取り組む」という意味を表します。

進捗を聞かれたときに、「I’m working on it.(今やっているところです。)」などの形でよく使われます。

introduce:(新製品などを)発表する

introduce は「紹介する・導入する」という意味ですが、他に「(新製品などを)発表する」という意味もあります。

したがって、ここでは「Macintosh・iPod・three revorutionary products を発表する」という意味になります。

whole/entire ~ industry:業界全体

whole/entire ~ industry はどちらも「〜業界全体」という意味を表します。

したがって、この文章はそれぞれ「Macintosh・iPod はPC業界・音楽業界全体を変えてしまった」という意味になります。

また、ここでは、各文の前に「it didn’t just change ~(単に〜を変えたのではなく)」というフレーズを入れることで、「業界全体を変えてしまった」という意味を強調しています。

revolutionary:革新的な

revolutionary は「革新的な・画期的な」という意味の形容詞で、名詞形は revolution(革命)です。

mobile phone は「携帯電話」なので、ここでは「revolutionary mobile phone」と言うことで、新製品が、普通の携帯電話とは違って、今までにない革新的な携帯電話であるということを強調しています。

breakthrough:画期的な

breakthrough は、さきほどの revolutionary と同様に「画期的な」という意味の形容詞ですが、名詞で「大躍進・飛躍的進歩・ブレイクスルー」という意味もあります。

したがって、ここでは、スマートフォンが「今までインターネットを見るのに使っていたパソコンなどの機器を飛躍的に進歩させたデバイス」であるということを表現しています。

get it:理解する

get it は「理解する・わかる」という意味であり、are you getting it? で「おわかりですか?」となります。

ここでは、前の文章でヒントを出しておき、それに対して「もうおわかりですよね?」的な意味合いで使われています。

あえて答えを言わずに焦らすことで、この後紹介する製品に聞き手の心を惹きつけているのです。

この部分は、今回のプレゼンテーションの中でも最も盛り上がりがるところなので、ぜひ実際に動画を見てみてください。

観客の興味がいかに製品に惹きつけられているかが伝わってくると思います。

また、「I got it.(わかりました・思いついたよ)」は相手の言うことを理解できた時に使う表現、「You got it.(わかりました)」は相手の頼み事を承諾する時に使う表現で、どちらも日常会話でよく出てくるので知っておくと便利です。

separate:分かれた

separate は「分ける・ばらばらにする」という意味の動詞ですが、形容詞として使うと「分かれた・分けられた」という意味になります。

ここでは、「前に紹介した3つの画期的な製品が実はばらばらではなく1つの製品である」という意味を表しています。

call A B:AをBと呼ぶ

call A B で「AをBと呼ぶ」という意味になります。

ここでは、it が新製品を表しており「新しい製品の名前はiPhoneである」ということを言っています。

reinvent:再発明する

invent は「〜を発明する」という意味の動詞であり、reinvent は「再発明する」という意味になります。

ここでは、スマートフォンがいかに今までの携帯電話から進化しているかを強調するために、「Appleが携帯電話を再発明する」と言っています。

get into:取り上げる

get into は「身に付ける・参加する・取り上げる」など様々な意味があります。

プレゼンテーションなどでは、「before we get into ~ (〜に入る前に)」という形でよく使われます。

ここでは、「新しいiPhoneを取り上げる前に…」という意味になります。

まとめ

【聞き手を惹きつける】スティーブ・ジョブズの名プレゼンを見て英語を勉強しよう!

以上がスティーブ・ジョブズが初代iPhoneを発表した際に行ったプレゼンテーションの、冒頭約3分間をまとめたものになります。

私は、このプレゼンテーションを初めて見た時、あまりの上手さに衝撃を受けたの覚えています。

もちろん、素人がこのプレゼンテーションを真似するのは良くないといった意見もあります。

しかしながら、少なくともジョブズのこの名プレゼンがなければ、iPhoneがこれほどまで私たちの生活に浸透することはなかったのではないでしょうか。

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