「シャドーイングってどんな勉強法?」
「初心者でもできるの?」
「シャドーイングの正しいやり方やコツを教えてほしい」
このような疑問にお答えします。
リスニングや発音上達の効果的な方法としてよく紹介されるシャドーイングですが、どういう勉強法かイマイチわかっていない方も多いですよね。
そこで本記事では、シャドーイングの正しいやり方を3ステップでわかりやすく解説します。
シャドーイングのコツが知りたい方は、ぜひ記事の内容を参考にしてください。
シャドーイングとは
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、その後を追いかけるように自分でも発音する練習方法です。
たとえば、洋楽を聞きながら自分で歌ったりするのも、シャドーイングの1種と言えます。
シャドーイングでは、英語を正しく聞き取ること・正しく発音することの2点が重要。
なぜなら、聞こえてきたとおりに発音するためには、まず英語を正確に聞き取る必要があるからです。
つまりシャドーイングは、発音とリスニング力を同時に鍛えられる効率の良い勉強方法なのです。
シャドーイング教材の選び方
シャドーイングでは英語の音源が必要になりますが、YouTubeを使うのが最も手軽でおすすめです。
わざわざお金を払って参考書を買わなくても、YouTubeなら無料で世界中の英語動画(チャンネル)が見られます。
また、YouTubeには字幕表示・速度調整の機能があるので、シャドーイングの練習にピッタリ。
慣れるまでは英語字幕をONにしたり、スピードをゆっくりにしたりできます。
初心者から上級者まで、レベルに合わせて練習できるのがYouTubeを使ってシャドーイングするメリットです。
ちなみに、シャドーイングに使う動画は自分が興味のあるものを選べばOK。
練習のためには同じ動画を繰り返し見ることになるので、好きな有名人のスピーチやインタビューを選ぶと継続しやすいでしょう。
私の場合はバスケットボールが好きなので、スティーブ・ナッシュという選手のスピーチ動画で練習していました。
シャドーイングの正しいやり方3ステップ
では、ここからはシャドーイングの正しいやり方を3つのステップで紹介します。
初心者向けの注意点やコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ステップ1:日本語字幕で内容を把握する
まずは、動画を普通に見て内容を把握します。
初心者の方は、日本語字幕にしてもOK。
はじめに内容をきちんと理解しておくことで、英語で練習する際、頭の中で英語と日本語を変換しながら発音できるようになります。
1回で理解できなければ、2回、3回と繰り返し見るといいです。
また、意味のわからない単語があれば、ここで調べておきましょう。
ステップ2:英語字幕で練習する
動画の内容を把握したら、実際に発音していきます。
いきなり何も見ずに発音するのは難しいので、英語字幕をONにして練習しましょう。
完璧に発音できるようになるまで、繰り返し練習するのがポイント。
初心者の方は速度をゆっくりにしたり、発音が難しい箇所は動画を止めて確認してもOKです。
何度も聞いて、音声と全く同じスピード・発音ができるようになれば、ステップ3へ進みます。
ステップ3:字幕なしで練習する
さいごは、字幕を見ずに練習しましょう。
実際にやってみるとわかりますが、シャドーイングは字幕なしだと難易度が格段に上がります。
まず視覚に頼らず耳だけで英語を聞き取る必要があるので、高いリスニング力が必要。
さらに、聞こえたとおりに発音するための正しい発音やアクセント、英語のリズム感も重要です。
もちろん1回でマスターするのは無理なので、動画の内容を暗記するくらいまで繰り返し練習しましょう。
実際私は、同じ動画で100回以上練習した結果、動画を見ずに全文を復唱できるようになりました。
シャドーイングと組み合わせると効果的な勉強法3つ
さいごに、シャドーイングと組み合わせると効果的な勉強方法を3つ紹介します。
- リスニング学習
- 発音学習
- 会話練習
①リスニング学習
1つ目は、リスニング学習です。
さきほど言ったように、シャドーイングで正しく発音するためには、まず英語を正しく聞き取る必要があります。
シャドーイングだけでも自然とリスニング力は鍛えられますが、それとは別で練習するとより効果的。
具体的なリスニングの練習方法としては、海外ドラマを見るのがおすすめです。
海外ドラマでは、スピーチやインタビュー動画のような聞き取りやすい英語ではなく、ネイティブスピーカーのリアルな会話のやり取りが聞けます。
短縮形やスラングがばんばん出てきますし、会話のスピードも非常に速いです。
これらは慣れていないと聞き取ることができないので、海外ドラマを見ることで実際の会話で使えるリスニング力が鍛えられます。
②発音学習
2つ目は発音学習。
具体的には、正しい発音記号を覚えることです。
シャドーイングで効果を出すためには、音声のとおりに正しく発音することが大切。
いくら正確に聞き取れていても、間違った発音をしていては意味がありません。
たとえば、「girl」という単語が聞こえた時に、「ガール」とカタカナ英語で発音していてはNG。
実際には「グロ」や「グオー」などと発音されます。(カタカナでは表すのが難しいですが、発音記号を学べば言えるようになります)
発音記号の勉強には、参考書やアプリを使うのがおすすめ。
口や舌の動かし方がイラストでわかりやすく解説されているので、初心者の方でも学びやすいです。
③会話練習
3つ目は、会話の練習です。
シャドーイングのように決まった文章ではなく、実際に人と会話することで、実戦的な英語力が鍛えられます。
リスニングのところで説明したように、ネイティブスピーカーは普段の会話で短縮形やスラングを多用します。
会話のスピードも速いので、シャドーイングしかしてない人だと、会話についていくのはなかなか難しいでしょう。
具体的な練習方法ですが、英会話カフェやオンライン英会話を使えば、外国人と手軽に話すことができます。
料金もそこまで高くないので、会話の練習として非常におすすめ。
ぜひ、シャドーイングと合わせて取り入れてみてください。
まとめ:シャドーイングで英語を練習しよう!
記事の内容をまとめます。
- シャドーイングとは、英語の音声を聞いて自分でも発音する練習方法のこと
- 発音を鍛えると同時にリスニング力アップにも効果がある
- シャドーイングの教材には、字幕表示・速度調整の機能があるYouTubeがおすすめ
- 動画と全く同じように発音できるまで、繰り返し練習することが大切
- また、シャドーイングと一緒に発音学習・リスニング・会話練習も組み合わせるとより効果的
以上です。
シャドーイングは、総合的な英語力を鍛えるのにおすすめの練習法。
より効果的に練習したい方は、ぜひ今回紹介したやり方で練習してみることをおすすめします!
コメント