
「英語を勉強したいけど、お金がない!」という大学生向け。
社会人になると、仕事が忙しくて英語を勉強する時間がなかなか確保できません。
一方、大学生は、英語を勉強する時間はあるけど、参考書を買ったり英会話教室に通ったりするためのお金がないという方が多いですよね。
そこで、今回は、大学生のメリットを活かした、大学生だからこそできる、完全無料で英語を勉強する方法を紹介します。
工夫すれば、1円もお金を使わずに英語を勉強することができますよ。
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目次
大学生が英語を勉強するうえで持つメリット
大学生には、お金はありませんが、英語を勉強するうえでメリットになることがいくつかあります。
これらのメリットを上手く利用すれば、お金を全く使わなくても英語を勉強することができます。
メリット1:大学生は自由に使える時間が多い
冒頭でも言いましたが、大学生は社会人と比べて自由に使える時間が圧倒的に多いです。
社会人になると平日は9時から17時までみっちり仕事があります。
さらに、ほとんどの場合は残業もあるので、定時に帰れるという人は少ないでしょう。
そうなると、社会人が自由に使える時間は、帰宅後のわずかな時間や土日のみになります。
仕事で疲れているのに、貴重な休日を勉強にあてるのはなかなかしんどいです。
一方、大学生の場合、毎日授業があるという人は少ないですよね。
仮に毎日授業がある場合でも、1限から5限までみっちり埋まっているという人はいないかと思います。
社会人の場合、たとえ休憩中であっても会社にいるので、業務と関係ないことをするのは、周りの目もありなかなか難しいです。
大学生なら、授業が入ってない時間は何をしても自由なので、社会人よりも勉強時間が確保しやすくなります。
ただし、大学生は社会人と違って細かいスケジュールが決まっていないので、勉強を継続するためには意思を強く持つ必要があります。
社会人なら、「朝は何時に起きて、何時から何時までは仕事」とスケジュールが決まっているので、勉強する時間は出社前か帰宅後に限られます。
毎日決まった時間に勉強するので、多少意思が弱くても継続しやすいです。
一方、大学生は、決まったスケジュールはなく基本的にいつでも勉強できます。
毎日決まった時間に勉強しなくてもいいので、意思が弱い人の場合「今日は疲れたから明日2日分勉強しよう・あさって3日分勉強しよう」という風に、どんどん先延ばしにしてしまいます。
この記事を読んでいる方の中にも、先延ばしにしたままやらなくなった経験があるという方は多いのではないでしょうか。
したがって、大学生が勉強を継続するためには、スケジュール管理をきちんとし、意思を強く持つ必要があります。
メリット2:大学でいろんな人に出会える
大学には、日本人の学生だけでなく、留学生がたくさんいますよね。
あまり留学生と関わったことがないという方が多いかもしれませんが、英語を勉強したいなら積極的に留学生と関わることをおすすめします。
授業やサークルで一緒になった留学生に話しかけるのもいいですし、大学がやっている留学生との交流会に参加するのもおすすめです。
また、大学には、留学生だけでなく帰国子女の人もいます。
帰国子女の人に海外にいたときの話を聞くと、勉強になるだけでなくモチベーションも上がるので一石二鳥です。
英語を勉強したいなら、留学生や帰国子女の人とどんどん友達になりましょう。
メリット3:大学で英語の授業がある
社会人が英語を習う手段としては、英会話教室やオンライン英会話等があります。
これらは、お金を払えば誰でも利用できますが、人によっては「高い」と感じますよね。
一方、大学生なら、学校で英語の授業があります。
授業料はかかりますが、学費に含まれているので実質無料で英語を習うことができるのはありがたいことです。
大学の英語の授業では、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4つをバランスよく学習することができます。
「英語の授業は単位が取れればいいや」という方が多いかもしれませんが、適当に受けるのはもったいないですよ。
メリット4:授業の一環として、無料でTOEICやTOEFLの団体受験ができる
多くの大学では、英語の授業の一環として、TOEICやTOEFLの団体受験ができます。
これらの試験を個人で受験する場合、TOEICなら5000円程度、TOEFLにいたっては2万〜3万円もかかります。
実質無料で試験が受けられるのは非常にありがたいです。
自分の英語力が試せるいいチャンスなので、面倒くさいからといって適当に受けるのではなく、きちんと対策してから受験した方がいいです。
大学生だからこそできる、無料で英語を勉強する方法【6選】
さきほど、大学生が英語を勉強するうえでもつメリットをいくつか説明しました。
これらのメリットをうまく利用すれば、大学生なら1円も使わずに英語を勉強することができます。
以下で具体的に解説していきます。
方法1:大学の図書館を利用する
みなさんは、大学の図書館をどれくらい利用していますか?
大学の図書館では、専門書の他に、英語の参考書が無料で借りられます。
単語帳や文法書から、TOEICの公式問題集まで様々な種類の参考書が置かれているので、英語学習で利用しない手はないです。
特にTOEICの公式問題集は、本番形式のテストが2回分しか収録されていないのに、1冊約3000円もするため、大学生にとっては値段が高いですよね。
大学の図書館を利用すれば、わざわざ自腹で買わなくても無料で使用できますよ。
また、大学の図書館には、参考書だけでなく英語の小説や英字新聞が置いてあります。
これらを自分で買うのは、なかなかハードルが高いので、図書館を利用するのがおすすめです。
英語の小説を使えば、楽しくリーディング力を鍛えられますし、英字新聞はリーディング力に加えて、社会的な知識も身につくので一石二鳥です。
まだ利用したことがないという方は、ぜひ学習に取り入れてみてください。
方法2:大学に通う留学生と友達になる
英語に限らず、語学学習は実際に話すこと(アウトプット)が非常に大切です。
参考書を使った勉強(インプット)だけでは、どうしても実際の会話への対応力が身につきません。
TOEICで高得点を取ることが目的なら、アウトプットは必要ありませんが、英語を話せるようになりたいなら、インプットよりもむしろアウトプットの方が大切です。
「アウトプットが大事なのはわかってるけど、いざ外国人を相手に英語を話すのは恥ずかしい」と思う方もいるかもしれません。
そういう方は、留学生と仲良くなるのがおすすめです。
大学生のメリットのところでも説明しましたが、大学には留学生がたくさんいます。
国内で英語を話すとしたら、英会話教室やオンライン英会話が一般的ですが、大学生なら、留学生と仲良くなることで、手軽に英語を話す機会がつくれます。
友達感覚で話せるので、緊張することもないです。
どうしても恥ずかしいという方は、まずあいさつだけでもいいので声をかけてみてください。
自分が留学している状況で、現地の学生にあいさつをされたら嬉しいですよね。
友達が1人もいない状況だったら、あいさつしてくれた人と仲良くなりたいと思うはずです。
それと一緒で、留学生もこちらが英語であいさつをしたら、その後は向こうから話しかけてくれるかもしれません。
あいさつをした後は、無理に会話を続けようとしなくても大丈夫です。
方法3:大学の英語教師と仲良くなる
大学には、留学生だけでなく、外国人の英語教師がいるはずです。
英語教師と仲良くなるメリットは、留学生のように英語を話す練習になるだけでなく、単語の使い方や文法が間違っていたら指摘してくれることです。
英語教師と仲良くなるのは、留学生のときよりも若干ハードルが高いかもしれません。
私がおすすめする方法は、「英語を勉強していますよ」ということを積極的にアピールすることです。
授業中に発表したり、授業終わりに質問に行って英語好きをアピールすると、向こうからも声をかけてくれるようになるはずです。
方法4:英語を使うアルバイトをする
この方法は、英語を勉強できるだけでなくお金も稼げるので、非常におすすめの方法です。
また、社会人だとアルバイトはできないので、大学生にしかできない方法でもあります。
英語を使うアルバイトは、以下のようなものがあります。
- 英会話教室の講師(サポート)
- 外国人がよく来るレストランやホテル
- 空港スタッフ
- 家電量販店
- 観光ボランティア
- ベンチャー企業のインターン
探せばたくさんあるかと思いますが、私のおすすめはベンチャー企業のインターンです。
ベンチャー企業なら、外国人社員のいる会社も多く、社員との距離も近いので英語を話す機会も多いです。
また、インターンなので、英語を学べるだけでなく、お金を稼げる・就活に活かせるという、まさに一石三鳥のメリットがあります。
インターン先の企業を探す方法としては、Wantedlyという求人情報サイトを利用するといいです。
Wantedlyは、主に学生や若手エンジニアが利用している「ビジネスSNS」です。
ベンチャー企業を中心に、採用情報だけでなくインターンや学生アルバイト、フリーランスの募集が掲載されています。
方法5:大学の交換留学プログラムを利用する
大学生なら、提携している海外の大学に交換留学に行くのもおすすめです。
留学自体は無料ではありませんが、奨学金や大学の制度を利用すれば実質無料で行けることも多いのでおすすめです。
私も大学に入学した当初は、「留学するお金なんてないから無理だ」とあきらめていましたが、よくよく調べてみればいろんなサポート制度があることがわかり、「もっと早く知りたかった」と後悔したのを覚えています。
大学によっては、1ヶ月だけの短期留学や、海外企業の職業体験プログラムなどもあるので気になる方はぜひ調べてみてください。
方法6:AmazonのPrime Studentが利用できる
こちらは無料ではありませんが、知らない方もいるかと思ったので紹介しておきます。(実際、学生時代の私は知りませんでした。)
Amazonの送料が無料になるAmazonプライムは有名ですよね。
このAmazonプライムには、学生だけが使えるPrime Studentというサービスがあります。
Amazonプライムとほとんど同じサービスが、半額で利用できるので非常におすすめです。
英語学習で使うのは、国内外の映画・ドラマが見放題のプライム・ビデオです。
海外ドラマを観ることで、リスニングやシャドーイングの練習ができるだけでなく、勉強に疲れたときのリフレッシュにもなります。
まとめ
いかがでしたか?
英語の勉強には時間がかかります。
社会人になると、なかなか学習時間が確保できないので、学生のうちからコツコツ勉強しておくと、社会人になったときに役立ちます。
今回は、大学生ができる無料の英語学習方法として、私が実際に学生時代実践していたものを紹介しました。
ここで紹介した方法いがいにも、大学によってはもっと良い方法があるかもしれません。
大切なのは、時間や環境を有効に使うことです。
大学は、英語を勉強する環境が整っています。
せっかく学費を払っているので、利用できるものは徹底的に利用しましょう!