
この記事では、高校の英語の授業で役に立ったこと・役に立たなかったことを紹介します。
学校の英語の授業がつまらないと感じたことはありませんか?
高校に限らず、日本の英語教育は文法を重視した内容になっています。
そのため、英語が好きな方は「高校の英語の授業って本当に意味あるの?」と思ってしまうかもしれません。
結論から言うと、高校の英語の授業には役に立つものと役に立たないものがあります。
語彙力や文法は大人になってからも役に立ちますが、教科書の音読や長文読解などは正直あまり役に立ちません。
そこで今回は、社会人として英語を勉強中の私が、高校の英語の授業で役にたったこと・役に立たなかったことをお伝えします。
英語の授業がつまらないと感じている方は、一度自分の英語力を試してみるのがおすすめですよ。
関連記事>>>【大学生向け】英語の授業が簡単すぎてつまらない時の対処法
目次
高校の英語の授業で学ぶこと
高校の英語の授業で学ぶことは大きく分けてリーディング、文法、語彙の3つです。
リーディング
リーディングは、いわゆる「CROWN English」などの教科書を使って行う授業です。
様々なテーマの文章を読み進めていくことで、語彙力やリーディング力を鍛える内容になっています。
また、各テーマでは文化や歴史など様々なジャンルが取り上げられているので、知識の幅が広がります。
文法
文法は、リーディングとは違い英語の正しい語法、いわゆる「総合英語」を学ぶ授業です。
教科書は学校によって異なりますが、青チャートやNext Stage、Forestなどが有名です。
日常会話で必要な基本的な文法に加えて、進学校では入試で出題されるような難解な文法も学習します。
語彙
語彙については、リーディングや文法の授業で学ぶこともありますが、基本的には単語帳を使って自分で勉強することになります。
ターゲットやシステム英単語、Duo、速読英単語などが有名です。
難関大学の入試ではより難しい英単語も出てくるので、志望校のレベルに合わせた単語帳を使っている人も多いと思います。
英語に力を入れている学校は別として、高校の英語の授業では基本的に会話形式の授業はありません。
そのため、英語好きな方の場合、学校の英語の授業はつまらないと感じてしまうかもしれません。
英語の授業で役に立ったこと
では、ここからは、私が高校の英語の授業で役に立ったと感じたことを紹介します。
ちなみに、ここで言う「役に立った」とは、大学の授業で英語のディスカッションをした時、TOEICを受験した時、国際学会で英語のプレゼンをした時、オンライン英会話のレッスンを受けた時に、役に立ったかどうかです。
最低限の文法
高校の英語の授業で役に立ったこと1つ目は、最低限の文法です。
さきほど説明したように、高校では英文法の授業があります。
文法の授業では、中学・高校で日常会話に必要な文法を一通り勉強するので、大学で英語のプレゼンやディスカッションをする際にも役立ちます。
また、TOEICではPart5(短文穴埋め問題)で文法力が試される問題が出されるため、高校で学んだことは結構役に立ちました。
しかしながら、進学校で学ぶような難解な英文法は、正直言って全く役に立っていません。
私の高校も進学校だったので、基本的な文法に加えて発展的な内容も授業で教わりましたが、受験が終わったらほとんど使うことはなく、今となっては完全に忘れてしまっています。
行きたい大学がある人は別として、単純に英語を話せるようになりたいという方は、発展的な文法はあまり時間を割いて勉強する必要はないでしょう。
語彙力
高校の英語の授業で役に立ったこと2つ目は、語彙力です。
語彙力も文法と同じで、受験する大学のレベルに応じて必要な語彙力・単語数が変わってきます。
難関大学で出題されるような単語は、日常会話で使われることはほとんどありませんが、それでもふとした時に会話で出てくることがあり、役に立ったなと感じたことがあります。
文法に関しては最低限の内容だけ覚えておけば十分ですが、英単語に関してはたくさん覚えておいても損はないです。
リーディングの授業で習う知識
高校の英語の授業で役に立ったこと3つ目は、リーディングの授業で習う知識です。
さきほど説明しましたが、高校のリーディングの授業では、さまざまな題材の文章を読んで読解力を鍛えます。
リーディングの授業で読解力が鍛えられた実感は正直言ってありませんが、教科書を読むことで社会や文化、歴史に対する知識が深まった印象はあります。
私の場合は、リーディングの授業で「CROWNーEnglish Reading(New Editin) 」という教科書を使っていました。
この教科書で取り上げられていた、アップル創業者スティーブ・ジョブズの物語は特に印象的で、大学生になってからYouTubeで動画を見るようになりました。
英語の授業で役に立たなかったこと
つづいて、高校の英語の授業で勉強した内容で役に立たなかったことを紹介します。
音読・発音
高校の英語の授業で役に立たなかったこと1つ目は、音読・発音です。
英語の授業ではよく教科書を音読させられますが、正直言って全く役に立ちません。
英語の発音を鍛えたいなら、まず発音記号をきちんと読めるようになる必要がありますが、高校の授業では発音記号の読み方をあまり丁寧に教えてくれません。
当時の私も、発音記号を理解していないまま音読をしていましたが、振り返ってみると全く効果はありませんでした。
また、高校の英語の先生は、そもそも発音があまりキレイじゃない人が多いです。
もちろん、英語を話す上で発音は必須ではありませんが、英語の発音を上達させたいなら自主的に勉強する方が効果が高いでしょう。
長文読解
高校の英語の授業で役に立たなかったこと2つ目は、長文読解です。
英語のテストではしばしば長文問題が出題されますが、受験以外でこの経験が役に立ったなと思ったことはありません。
英語を専門的に勉強している人を除けば、大学に入って英語の長文を読むという機会はほとんどありません。
人によっては、英語の論文を読むこともありますが、Google翻訳を使えば大体の意味は理解できるので、正直言って長文読解力は必要ありません。
また、スピーキング力を鍛えていけば、読解力も自然と上がってきます。
英語を話せるようになりたいという人にとっては、長文読解はあまり役に立たないでしょう。
受験英語
高校の英語の授業で役に立たなかったこと3つ目は、受験英語です。
日本の高校では、大学受験のためにネイティブスピーカーでも使わないような英語を勉強することがあります。
特に、進学校では日常会話で全く使わない文法も教えられますが、実際の会話では全く役にたちません。
YouTubeなどには、「日本のセンター試験をネイティブに受けさせてみた」的な動画も上がっているので、興味がある人は一度見てみてください。
ネイティブスピーカーでも、結構間違えていて面白いです。
英語の授業がつまらないと感じている方へ
さいごに、高校の英語の授業がつまらないと感じている方におすすめの対処法を紹介します。
私が高校生の頃は、何も考えずにただ学校で言われた勉強をしていましたが、今の私だったらこうしたかもという方法です。
TOEIC・TOEFLを受験する
1つ目の方法は、TOEIC・TOEFLなどの英語検定試験を受けることです。
英語が好きだけど、学校の授業はつまらないと感じている方は、TOEICやTOEFLなどの英語試験を受けて、自分の英語力を測ってみるのがおすすめです。
試験を受けてスコアがイマイチだった場合は、授業を聞いて文法や単語を勉強する必要があることがわかります。
また、スコアが良かった場合は、先生に伝えて授業中に他の勉強をしてもいいか相談することもできます。
いずれにせよ、自分の英語力が客観的にわかるので、勉強方法を見直すことができます。
私が高校生の頃は、TOEICやTOEFLなんて存在すら知らなかったので、今だったら受けていたかなと思います。
短期留学する
2つ目の方法は、短期留学です。
留学というと少し大げさに感じるかもしれませんが、短期留学なら1週間でも可能です。
1週間くらいなら、学校を休んでもそれほど影響はないですよね。
たった1週間でも、実際に海外に行ってリアルな英語に触れてみることで、自分の英語力を試すことができますし、勉強のモチベーションも上がります。
私が高校生の頃は、周りで留学している人は1人もおらず、留学という選択肢は全く頭にありませんでした。
もし、当時身近に留学について教えてくれる人がいれば、海外の大学へ進学していたかもしれません。
今なら、インターネットやYouTubeを使えば、簡単に留学に関する情報を集めることができるので、興味のある人は一度調べてみるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、私が高校の英語の授業で役に立ったこと・役に立たなかったことを紹介しました。
私が高校を卒業したのは2013年の3月なので、今回紹介した内容の中には当てはまらないものあるかもしれません。
しかしながら、さいごに紹介した英語の授業がつまらないと感じている方におすすめの方法は、現在でも当てはまるのではないかと思います。
学校の授業がつまらないと感じている方は、自分の英語力を試してみるのもおすすめですよ。
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